『Joel on Software』を読んで

『Joel on Software』は、ジョエルというMicrosoftでプログラムマネージャをしていた人が、ソフトウェア開発でのノウハウ、問題点などをインターネット上で公開していたものを書籍にしたもの。

Joel on Software(日本語) http://japanese.joelonsoftware.com/

ネットではかなり有名で、僕も読んだことがある。 今回、書籍であらためて読んでみた。

・プロジェクトでありがちなこと ・人間の能力の限界 ・失敗すると分かっててやってること ・同じ失敗を繰り返すこと ・守るべきこと ・型にはめるのは難しいこと

など、実例を挙げながら紹介。 自身が経験したことがいっぱい出てくるので、「うんうん」とうなずく。

もう、10年も前に書かれていることだけど、今でも同じことが起こる。

同じことなんだけど、アメリカは10年前も、今の日本と同じレベルに達してたんだなと思える部分があって、あらためてアメリカのITの先進さが分かった。

現在、効率的に働くことや、論理的思考、アジャイル開発などのワークフロー改善が語られるけど、人間がやることはそううまくはいかない。

そういうのが分かる本。

機械を操るのは、人間だということね。