高城剛さんの本

高城さんと聞けば、『ハイパーメディアクリエイター』という言葉がすぐに出てくると思う。 女優さんの旦那とか。

けれども、どういう職業の人とか、どういう考え方を持った人だとかは、実際はあまり知られていない。

彼がどういう仕事しているとか、そういう詳細は実際どうでもよく、 彼の考え方がとても惹かれるものがあり彼の本を読む。

昨年ぐらいからばばっと出ている彼の本で、おもしろかった本を紹介。 Kindleで200円代とかで読める。

その前に簡単に彼の考え方を説明する。

場所に縛られず必要とされるところに出向いて仕事をする。

日本が好きで、そのために日本を盛り上げたいと思っている。 そのためには、海外に出て行くことが必要。 出て行くといっても、東京にいて海外の仕事をしてもいい。

日本式からの脱却。

「今」から自分の想定する未来を見据えて動いていく。

モノは、必要最低限のモノがあればいい。 家もない。 服もずっと同じもの(洗濯していないのではなく同じメーカー、ブランドという意味)。

ハイパーメディアクリエイター』というのは、彼が自分の職業を説明する言葉がなかったので作ったとのこと。

メディアというのは、新聞、テレビ、ラジオ、ネット、本など様々なものがあり、大体各分野で専門家がいる。 彼は、どこかの分野に所属するクリエイターではなく、既存のメディアの枠組みから外れたクリエイターであるということで、この『ハイパーメディアクリエイター』という言葉が生まれたとのこと。

とにかく、既存の枠組みの中でのクリエイト、仕事をするというのではなく、 常に色々な面から物事を考えていき、最適なもの、最適なことを行っていく。

本の中では、こういう彼の考え方や、 彼が経験してきた仕事の中で、既存メディアを色々な面から伝えたり、 今後の未来にどういう形で向き合っていくか、など書いてある。

既存の枠にとらわれないというところが、僕が一番惹かれるところ。 僕自身も、子供の頃から規定枠にものすごく違和感を感じていた。

プログラマ、デザイナー、クリエイターとかモノ作りをしている人は、 彼の本を読むと共感出来る部分が出てくると思う。

反対に、既存枠の中で物事を考え、その中での最適化や成功を強く思っている人は、彼の考えは理解出来ないと思う。

これまでの日本が発展してきたところを見ると、既存枠で集団的に動いていく方が成功していた。 だから、間違いではないのだけれど、今後はそうはいかない。

実際、日本社会になんだか違和感を感じている人は多いと思う。 そういった違和感の原因が、彼の本を読むとよりリアルに感じるかもしれない。

私の名前は高城 剛。住所不定、職業不明。

白本

黒本