ノルウェイの森 〜ブックレビュー〜

僕がこの世の中で一番好きな小説。 春樹の長編は全て読んでるけどこれが一番。 意見は色々あるけど、僕は大好き。

もう10回近く読んでいるかも。 ものすごく売れた小説なんやけど、僕はその時代にはまだ春樹読んだりしてなかった。 春樹を読み始めたのは、大学ぐらいかな。 昨年は映画もやってた。この映画結構よく出来ててびっくりした。 http://www.norway-mori.com/index.html

この小説は恋愛小説だと僕は思っている。 この小説の批評はほんとにたくさんあって、分類も様々。

僕がこの小説を読む時は、気持ちが沈んでいるとき。 読むととことんまで落ちる事が出来る。 プラスになるために落ちるとこまで落ちる。 変な読み方やけどw

読み終わると心が穏やかになる。 長い旅を終えて、旅を懐かしく思い出している感じになる。

登場人物に思い入れが出来る。 僕は、主人公ワタナベの先輩である永沢さんの剛胆さ、頭の良さ、ストイックさにあこがれ、 やがて、ワタナベのフラットなところ、集中すると周りが見えなくなるところ、女性の気持ちを察することが出来ない不器用さに自分を重ね、 ワタナベが好きになる直子みたいな、清純な子と散歩デート出来たならいいなと思い、 やがてミドリのような無邪気な女性の方が好きかもと思い、 レイコさんみたいな大人の女性もいいなと思ったり。 死がつきまとうこの物語の中で、自分の弟や友人の死を思い出したり。

こんな妄想を読むたびにするw やれやれ。 この小説の世界が好き。 ビートルズを聴きながら読むのが一番だ。

ここに書いてみたけど、僕が感じているこの小説の魅力を1%も書けていない気がするな。