[caption id="attachment_2393" align="aligncenter" width="424"] 人間力[/caption]
僕は大学入学前の浪人時代に、ある手法で大抵のことは乗り越えられることを学んだ。 それは今でも僕の行き方の根本となっている。
その手法を紹介する。
僕は、中学の頃は成績がそこそこで、その地域で3番目ぐらいの学力の高校に進学した。大学受験でも名の通った大学に入学者を出している高校だ。
当時(25年ほど前)は、いい高校に入っていい大学に行って大企業に入るというのがもてはやされた、偏差値教育の時代だ。
あまり勉強が好きではなく、大学進学を希望していたものの、その高校では成績はクラスで下から2番目そこらをウロウロしていた。
ブービーだ。
クラスで一番ビリは、何を間違ってこの高校に入ったのか、ちょっとやんちゃ系の女子だった。 その子のおかげで僕はブービー止まりを維持できた。
そんなブービーを行ったり来たりしている僕が、いわゆる関西でも有数の私立大学に合格したのにはある手法をあみだしたからだ。
簡単にいうと「継続」だ。
この「継続」、本気でやりきれるかどうか、それがうまくいくかの分かれ道。
ただ、この「継続」に才能やセンスは必要ない。 誰でも出来る。続けさえすれば。 それが「手法」と言っている理由だ。
具体的に行っていたことを書く。
高校ではブービーのため、大学受験は関関同立と言われる大学の1つである大学を五学部ぐらい受けて全て落ちた。
僕は私立専門の予備校に通うことになる。 関西で有名私立と言われた「関関同立」の合格率が高いという予備校だ。
予備校時代の勉強法が手法だ。
・英語の単語帳を毎朝最初から前日の読んだ章まで頭の中で復唱しながら読む。1日1章増やしていく。これを最後の章までやったら、また最初の章からやり直す。これを1年間続ける。
・日本史の教科書を毎朝最初から前日の読んだ章まで頭の中で復唱しながら読む。1日1章増やしていく。これを最後の章までやったら、また最初の章からやり直す。これを1年間続ける。
・古文の教科書を毎朝最初から前日の読んだ章まで頭の中で復唱しながら読む。1日1章増やしていく。これを最後の章までやったら、また最初の章からやり直す。これを1年間続ける。
そう、毎日復唱を「継続」するだけだ。
これを1年間やると、大体受験のある2月ぐらいにはそらで唱えられるぐらいに全てのことが頭に入っている状態になる。
全く頭を使わなくてよく、自然に頭に残っている。
記憶力ではなく、これは習慣だ。
予備校入学当初は相変わらずクラスでブービーのような成績だったが、大学受験の直前には上から指で数えるぐらいの成績まで伸びた。
上に挙げたのは一例だが、これは色々な教科に応用ができ、全てこの手法を使うことで私立大学の入学試験はクリア出来る。
実際、僕は十数校の大学受験をしたが、全て合格した。
一方、高校で優秀だった人や、予備校で入学当初に成績のよかった人たちも、希望の大学に行けなかったりもした。
この成功体験を活かし、僕は「継続力」が才能やセンスに勝ることを学んだ。
それからの人生においても僕はこのことを信じて、あらゆることに取り入れている。
・20年間寝る前にストレッチを続けている ・10年間トイレ掃除を続けている ・10年間玄関掃除を続けている ・10年間毎朝読書する ・毎朝中国拳法を30分 ※1年前から
アホみたいなことだけれど、続けることで誰もそれに勝てなくなる。 食事や睡眠レベルにするということ。
あと、世間的に言われていることが正解であるかの検証にもなる。
・5年間毎朝生姜湯を飲む ・5年間毎朝足湯を行う ・3年間にんにく卵黄を飲む
これらは風邪をひきやすい体質だったので試したが、全く改善は見られなかった。 ※ちなみにジョギングをはじめることで風邪をひきやすい体質は改善された
才能やセンスで覆させるのには限界があり、「時間」にはやはり勝てない。 つまり、「継続」はどんなに才能やセンスがない人間でも勝つことが出来る手法だ。
自分には才能やセンスがないので、唯一の方法だと思っている。
そして、継続で身につけたものは「自信」になる。 そして、そういうもの・ことが増えてくると「人間力」になる。
継続は『人間力』なり