星野リゾートは、全国各地にあるリゾートホテル・温泉旅館・スキー場を運営していて、京都・滋賀の比叡山にある「ロテルド比叡」を紹介。
「ロテルド比叡」は、フレンチのオーベルジュという位置づけ。 「オーベルジュ」は、郊外や地方にある宿泊設備を備えたレストラン、と言われている。
2017年5月に行ってきたので、オーベルジュの夕食を紹介。
ちなみに「ロテルド比叡」は、 楽天トラベルからも申込可能で、連泊だと6000円割引のプランもある。
湖からの美食フレンチ メニュー
フレンチのコース。 全体的に味は濃くなく、素材を活かした料理になっている。
発酵料理を交えた滋賀県、琵琶湖の素材と旬の素材を使ったコースになっている。
〜近江から2種のアミューズ〜
1.イワナのたるたる 桜の香り えび豆とお米のチップス
「イワナのたるたる」は、イワナのすり身のような形になっていて、付け合せのハーブと魚のスッキリした味わいがとても相性が良く、舌触りもよかった。
「えび豆とお米のチップス」は、まずお米のチップスのパリパリとした食感、そしてえび豆の少し甘い味わいが混ざって軽い塩味と中和される感じ。
ビワマスのマリネが、卵黄味噌というものに漬けこまれているとのこと。 味はとても繊細で、味噌の強い味や香りはなく、スッキリした感じ。 ビワマス自体もしっとりとした食感で、とても柔らかくやさしい感じがした。
山菜は、フキの天ぷらでほどよい塩味とサクサクの食感が食欲をそそる。 ビワマスの上品な舌触りと味にとてもよく合う付け合せのだった。
〜フランスと近江の鮮烈な出会い〜
3.フロマージュブラン 貴腐ワインのジュレ 繊細な鮒鮓のアルモニ
普段なかなか食べることが出来ない「鮒鮓(ふなずし)」の料理。 丸い冷たいお皿で提供される。
モッツァレラチーズの上にジュレと鮒鮓がのっている。 ジュレも貴腐ワインを利用していて、発酵素材を組み合わせた一品。
鮒鮓は独特の味わいで、好みも分かれる。 クセになるとやめられない味わいとのこと。 僕ははじめてなので、これまで食べたことがないなんとも言えない味わいだった。
4.新たまねぎのブルーテとマテ貝
スープ料理。 焦がした玉ねぎが添えられ、スープ自体も新たまねぎの香りがして新鮮な感じ風味。 底にマテ貝があり、コリコリした食感がいい感じ。
真鯛のポワレに、ネギが添えてあり、真鯛の下には碓井豌豆がしかれている。 真鯛は、いい感じの焼き加減でプリプリ感があった。
碓井豌豆は、バターソースと相性がよく豆の柔らかさもありまろやかな味わい。
また、真鯛の白子を焼いたものが添えられていて、カリッと焼いた魚卵の舌触り。 真鯛の白子ははじめて食べた。
6.国産和牛ロースト 蕪 山椒
ローストビーフの下にカブを細かくしたものが敷かれている。 生の山椒の香りがよく、肉を爽やかな感じにする。
カブは、サクサクとした食感で、柔らかいだけのカブとは違いインパクトがあった。
7.ルッコラとマンゴー
ルッコラのシャーベットという珍しい調理法のものが、マンゴーの上にのっている。 マンゴーはなめらかにこしている。
ルッコラ自体は素材そのままに近い味だが、マンゴーの甘さとルッコラの少しの苦味が相性良くスッキリ味わえるデザートになっている。
8.いちごのテグリネゾン ココナッツのブランマンジェ
「テグリネゾン」というのは、色々な食感を味わえる調理法とのこと。 冷製のデザートで、いちごのすっぱさを、ココナッツのバニラアイスが中和する。
上のパイ生地もサクサクとした食感で、まさしく「テグリネゾン」という感じのデザート。
9.小菓子とコーヒー
小菓子は、ホワイトチョコとカヌレ。
ホワイトチョコは、外は固めのチョコレートで、中身は柔らかい別のチョコレートが使われている。
カヌレは、柔らかく、これまで食べたことがあるカヌレとは別の食感だった。 味はやさしく、ラム酒がきいていてバニラの香りと合わさってなんともいえない甘い香りと味わい。
コーヒーはエスプレッソを頼んだが、黒砂糖がマドラーにとかして付いていて、混ぜながら溶かして飲む。
地元の素材や調理法とフレンチを融合したコースで、おいしくいただけた。 連泊したので翌日は別のコースだったので、またおいおい紹介しようと思う。
星野リゾートは3箇所行ったことがあるが、裏切らない。