Webサービスの分類とお客様

僕の勤める会社は、Web制作会社。 サービスを大きく2つとしている。

1.Webソリューション  マーケティング、解析、サイト構造設計、PDCAなどの提案を行い、お客様の要求にWebを用いて応えていく。 2.Webプロダクト・サービス  メール配信、レコメンドエンジンなど、特定のサービスをお客様の業務に取り入れたり、お客様のWebコンテンツに組み込んだりする。

いつも、下記のような議論がされ決着はつかない。

・「ソリューション」は、もう限界だ。 ・「プロダクトやサービス」の契約数を増やして座布団収入を増やそう! ・いや、「ソリューション」はしんどいけどおもしろい。 ・ソリューション案件が炎上して人が足りない。 ・プロダクトは人員がいないので先に進まない。 ・プロダクト・サービスで利益出せるの?

これに答えなんてあるのか? と最近は思う。

僕は、「Webサービス」自体はこんな2つに分けて議論することは意味がないじゃないかと思っている。 2つは、あくまで「Web」の要素。

2つのサービスについてあれこれメリット・デメリットを議論するより、どういうお客さんにどういうサービスを提供するかを考えた方がいいと思う。

つまり、「個人でのやりたい、やりたくない、好き、嫌い」でなく、お客様のことを先に考えるべきだということだ。 会社はビジネスをやるところなので。

お客さまのことを考えてみる。 上記2つは「BtoB」となる。 ただ、今Webで主流となっているのは「BtoC」だ。

「BtoC」という流れの中で、上記2つの「BtoB」をそっちに寄せていこうと考えるから答えがないんじゃないかな?

時価総額1位のAppleは「BtoC」。 プラットフォーム王者のFacebookは「BtoC」。 Webで情報集めてると、ソーシャルやクラウド一色で「BtoC」に関することばかりw そこに乗らないと遅れてしまうのではないかという危機感はもちろんあるけどw

「BtoB」「BtoC」どっちでもいいけど、 ターゲットは全く違うということを意識しないといけないと思う。 どちらの概念も無理やり他方に突っ込むことは無理だ。

業務系システムではなく、最終サービスがコンシューマ向けのため、やっているうちに混乱してくるのは分かる。 そこで、ターゲットを見失わなければ、ビジネスとしてはいい方向に行くと思う。 需要があってそれに応えるんだから。

ターゲットが決まれば、そこへの要望に応えていく! それだけだ。

僕個人的な意見では、 儲けやすいのは「BtoB」、おもしろいもの作れるのは「BtoC」と思ってる。 ビジネスか趣味・趣向の違いかなと思う。

ちなみに、中国人に、日本人には「お金よりも、おもしろい仕事をしたい」という思想があることを話したところ、 「お金ないと何も出来ないでしょ!何言ってんの?」と言われましたw そりゃそうだw 今回のことに関わらず、中国人のお金に関する考え方は本当に参考になる。