2011年 総括(Web業界)

 

今年もWeb業界について振り返ってみる。 年始に、僕が予想して書いたのが、この記事「2011年のWeb ローカル化」。

2011年のWebはグローバルではなく、各地でローカル化されるという感じ。

実際は、どうだったかというと、ローカル化の準備の年だったよう。 思ったほどグローバル化も進まず、ローカル化も進まなかった。 Facebookはじわじわと浸透したけど、Google+が躍進まではせず。 日本は地震の影響により、グローバル化も少し弱い感じだった。 外国人採用などは進んだのですが、そもそも日本への留学生が減ったり・・・

また、 Webサービスの年というよりは、Web技術の年だった。 HTML5が当たり前となり、スマートフォンも相変わらずの伸び。 Javascriptもどんどんおもしろくなってる。 Webサイトの各Webサービスへの対応。(連携ボタンなど当たり前) クラウドサービスも増えた。「さくら」がVPSクラウドサービスを低価格ではじめたり、「AmazonEC2」も低料金を始めた。 Firefoxが高速リリースも始めた。 MicrosoftIE6のサポートを打ち切り、IEの自動アップデートを決めたり。

技術がものすごいスピードで 進んでいった年だった気がする。

あとは、エンジニアの争奪戦。 あからさまだった。 歴史は繰り返すけど、なんかアメリカみたいだなと思った。 アップルやマイクロソフトGoogleFacebookとか、みんなエンジニアが色々な企業渡り歩いてた感じ。

2011年って、象徴的、爆発的に影響与えたものがなかったと感じる。 たぶん、日本人の僕には、地震という現実への影響が大きすぎて、他のものが強くインパクトのあるものとして受け取れなかったのかなと思う。

2011年は、日本人の考え方が変わった年。 2012年以降、Webの進化も、今まで描いていた未来とは違うものとなっていくんだろうな。