すごく簡単な会社のお金の出入りの話

会社のお金の出入りをものすごく単純に書いてみた。
イメージがわくだけで、会社って綱渡りだと気付くと思うw
実際の会計になると、こんな単純じゃなく、目標予算など立てるのはほんとに難しくなる。

■前提
・1人あたり年収500万円
・間接部門、福利厚生(社会保険含む)、必要経費を加味した1人に必要なお金を年収の2倍と定義
・利益は営業利益

■必要な売上
1人:1000万円
5人:5000万円
10人:1億円
100人:10億円

これより上の金額を稼げば利益になる。
利益は、投資、人件費何に利用するかは会社の方針。
10%の利益率を目指すなら、大雑把に1割増しの売上があればいい。
100人だと11億円。
※この1割増計算は、本来の計算式と少し違うので、売上が大きくなるとかなりぶれるので注意・・・
1人だと100万が使える、100人だと1億円が使える。

100人の会社で、利益を全部人件費に均等に割当ててみる。
1億/100人=10万円 
全員の年収が1人10万円アップ。
月で約1万円アップ。

この時点で利益を使ってしまったので、投資は出来ません。
きれいなオフィスに引っ越すことも、福利厚生を充実させることも・・・

実際はもっと利益をやりくりする必要がある。

さて、ここで前提を変えてみる。

■前提
・1人あたり年収800万円 ※平均年収アップ!
・間接部門、福利厚生(社会保険含む)、必要経費を加味した1人に必要なお金を年収の2倍と定義
・利益は営業利益
■必要な売上
1人:1600万円
5人:8000万円
10人:1億6000万円
100人:16億円
かなり稼がないとダメw
10%の利益を生むには、100人で17.5億円。
1.5億円余分に稼がないと従業員の給料は上がらない。
では、100人の会社で、利益を全て人件費に使う給料を計算してみる。

1.5億/100人=15万円 
全員の年収が1人15万円アップ。
月で約1.5万円アップ。
※ただし、上の例に比べて平均年収が高い会社になっている

気付いただろうか。
売上を7.5億も伸ばしても、毎年の給料が対して上がらないw
年収は上がってるんだけど、毎年の伸び率はたいしたことない結果になる。

もちろん、利益はほかには使えない状態。

大前提として、全員に均等分配しているというのも、実際とは違う。

こうみると会社経営は、会社が大きくなるとどんどん難しくなる。
そうすると、小さい会社の方が利益は出し易くなる。
ただ、大企業というのがあるのは、組織力というのが関わってくる。

組織力については、また別の機会に書こう。