受託とオーダーメイド、自社サービスと量販

受託開発脳から自社開発脳へ切り替えの7つの壁 http://shibats.tumblr.com/post/26482255179/7

Web制作フローの再考とDesigning in the browser http://design-spice.com/2012/06/29/designing-in-the-browser/

これら記事を読んで、少し考えていたら、 Webの世界は、アパレルの世界のビジネスモデル、ワークフローに似ているかなと思った。

Web制作のワークフローは、 SIerシステム開発フローをベースにしたウォーターフォールになっていた。 加えて、工場生産モデルがベースになっている。

実は、これらを参考にしてしまったから、Web 制作は苦しいものになってしまったんじゃないかな。

アパレルは、「オートクチュール」というオーダーメイドと「プレタポルテ」という高級既製服が、パリコレなどのベースになっている。

オートクチュール=受託」 プレタポルテ=自社サービス」  少しずれるけど、似ているものなのかなと思った。

アパレルでは、さらに「低価格大量生産」モデル というのもあって、「プレタポルテ」の高級既製服に加えて、価格も安く抑えるというモデル。 さらには、品質も上げる。 「ユニクロ」が代表的だと思う。

オートクチュール」は、商売として成り立たないものとななっていき、「プレタポルテ」が生まれた。

ただ、今でも「オートクチュール」は厳選されたブランドのみ行うことが出来るコレクションとして、パリコレで行われている。 赤字部門であるにも関わらず。

「ブランドとしての格」「とがったものを作る」というのを維持するため、「オートクチュール」は必要なもの。 「オートクチュール」があるから、「プレタポルテ」も売れる

Web制作も、実は「受託」「自社サービス」両方あって 一番効果を発揮するんじゃないかな。

アパレルでは、「オートクチュール」「プレタポルテ」をくつがえす、「ユニクロ」のような業態も現れた。

ユニクロ」は、ジル・サンダー という一流デザイナーを迎えての制作プロジェクトを開始した。 低価格なのに、「プレタポルテ」 を実現しようとした。

現在は、ジル・サンダーとの契約は終わっているけれど、パリコレに出るようなデザイナーとのコラボは続いている。

Webでは、「受託」に「自社サービス・商品」をくっつける動きをやろうとしたモデルもあったけど、どうもうまくいかない。

Webでも、「ユニクロ」みたいに、「自社サービス・商品」に「受託」のとがった部分を入れていくモデルが出来たら、素晴らしいモノが出来るんじゃないかな。

ただ、「ユニクロ」も「ユニクロ帝国の光と影」という本にも書かれているように、厳格な経営を行ってはじめて実現出来ている様子。

なかなか簡単にいくものではないということだ。 だからこそ何でもおもしろいんだろうけど。