[caption id="attachment_2384" align="aligncenter" width="481"] おっさん[/caption]
最近あらためて、おっさん論が湧いてくる。
誰もが10代、20代の頃、「あんなおっさんにはなりたくない」と思ったとことがあるやろう。
僕もその昔、「あんなおっさんにはなりたくない」と思い、会社を辞める決意をしたものだ。
ただ、これが32歳ぐらいから「あれ?」と思うようになる。
「オレおっさんやん」と。
まずはじめは夜更かしが出来なくなる。 仕事も徹夜が出来なくなり、飲みに行っても日付が変わるときつくなる。
「あれ?オレこんなに体力なかったっけ??」 それがはじまり。
そう思っているうちに、酒が弱くなる、ちょっと走ると息が切れるようになる、筋トレしても筋肉が付かなくなる、夜は眠くなる。
これらは氷山の一角。
周りを見渡すと同じような状況で、ゴルフに行き始める、服に興味がなくなる、肉が食べられなくなる、ビールからウィスキーや焼酎に変わる、運動し始める、健康に気を使い始める、健康診断に引っかかる、若い人はダメだと言う、人生分かった気になる、くさくなる、保守的になる、貯金が気になる、はげる、ネクタイを頭に巻く、酒の場で若い子にからむ、過去にこだわる、同じことを何度も言う、説教する、おっさん属性は枚挙にいとまがない。
「あんなおっさんにはなりたくない」
30代中盤を過ぎた男性の方、自分を冷静にみてみてくれ。
もう、完璧おっさんやで。 自覚しいや。
さらにおもしろいのが、おっさんになるのは抗えなく、無意識に進み、気づいたらおっさんになっている点。 人間の男は、どうやら年齢を重ねるにあたり個性が目立たなくなり、同質化していくようだ。
さらにもっとおもしろいのが、20代、30代であれだけ毛嫌いしたおっさんに、自分自身がなることについては案外気持ち良い感覚なのである(笑)
人間って、数万年もこんなことを繰り返しているだなとあらためて感じる。
たまにはこういうコラムっぽいのも書こう。