歴史小説はたまに読むけど、新撰組関連の本を読んだのははじめて。
この小説の主人公、「土方歳三」の組織作りがとてもいいなと思った。 個性いっぱいの人たちを、まとめる組織作り。 新撰組だけじゃなくて、軍隊を統率しての戦争。
戦争は、経済においてもマーケティングや、戦略・戦術の例としても取り上げられることが多いけど、土方の組織作りは参考になるとこ多いとよく言われてるみたい。
自分の信念に従い、「新撰組を最強の集団にする」という1つのことだけを考えて組織作りするのが素晴らしい。 達成するための戦術を考えるのにも長けている。
また、一番手じゃなくて二番手としての生き方もいいなと思った。
『竜馬がゆく』を昔に読んで、多くの人と同じく竜馬の生き方にあこがれたけど、土方の生き方、考え方もまたよい。
新撰組に対する見方が変わった。
歴史から学ぶことは多い。
司馬遼太郎は、1人の人を英雄に描くのがほんとにうまい。 どの小説読んでもそう思う。