いつもは、その年のWebについて総括や予想を書いてたけど、その枠に収まらないのが今の流れなので、ITというのに変える。
2012年のITは、次のフェーズへの転換を求められた年やった。
ユーザーの目が肥えて、見せかけのITは通じなくなったし、中途半端なものは中傷の対象となり、すぐに飽きられたり。
この流れの中で、色々なサービスを統合したり、買収したり、賭けの試みをやってみたり。答えが見えない中、模索し続けるというのが、全体的な流れやった。
Line、FacebookのInstagramの買収、ステルスマーケティング、コンプガチャ、ペニーオークションなどなど。
- Whitney Houston
- Gangnam Style
- Hurricane Sandy
- iPad 3
- Diablo 3
- Kate Middleton
- Olympics 2012
- Amanda Todd
- Michael Clarke Duncan
- BBB12
上記は、2012年のGoogle検索ワードランキング。
企業は色々な方策を考えるのだけれど、人間の興味はあまり変わらない。
テレビで笑い、ゲームに熱中し、素敵な音楽を聴き、踊り、オリンピックで感動し、災害に恐怖し、新しいデバイスに興奮する。
ITからビジネスの話になるけど、2013年は人間が本質的に興味のあるものを開発し、売っていく形になるんじゃないかな。
ここ数年、リーンスタートアップ、ドラッガー、JALの再興など、経営の話に企業側は興味を持ちすぎたり、マネタイズ、ブルーオーシャンなど、儲けることに重点を置きすぎていると思う。
そういうのにはあまり答えがなく流動的。人間が便利だな、欲しいなと思うものを作り、売っていくことが見直される年になるんじゃないかな。
任天堂ソフトの再興、トヨタの再興などみて、日本人に『しっくりくる』ビジネスをやったらいいんじゃないかなと思えてきた。
グローバル化に翻弄され、グローバルスタンダードは欧米であるような錯覚をみているんじゃないかな。
人間は感情的な生き物で、『しっくりくる』ことにとても満足する。
たぶん、日本の電気メーカーやIT企業は、『しっくりこない』のに試行錯誤してるんじゃないかな。
2013年、『しっくりくる』ものをちゃんと作って売る。
売るためにテレビで宣伝する。広告効果で一番はやはりテレビかなと思う。そこを中心に、他のメディア、リアルイベントが融合していく。
こういう形、増えてくるんじゃないかな。