ECのサービス化

SaaSとかクラウドとか、もうこの話題ばかり。 しかし、僕はこれを仕事に導入できていない。

会社では、リーダーとはチームについて話したり、どのようにしていくか話しているが、 僕が思っていることをブログとして記録に残しておこう。

EC(イー・コマース)、ネットショッピングなど、最近では当たり前に行われているインターネット上での買い物。 僕の会社(株式会社イー・エージェンシー)ではこのようなサービスを、ソリューション、受託開発として行っている。

ECには、色々なパッケージやASPが存在するけど、 どれが一番いいかというのはそのショップが求めるもの次第。 ASP、ゼロから開発、楽天出店、etc... うちは、クライアントの様々な要望に応え、独自のショップを構築する仕事をよく行う。

実績も公開できるものは少ないけどまあまあ数はあり、長年保守も行っているのでノウハウもたまっている。 ただ、全くこのノウハウを活かせていない。。 毎回要件をクライアントから聞き、見積りをし、開発へと進んでいく。 クライアントへ出す見積もりは、作業工数ベースで考えるため、費用はそれなりに膨らむ。 ノウハウがあったら、それはクライアントにも還元すべきではないかな? そう思う。 つまり、安くできるし、あいまいな見積もりを出すこともなくなる。

初期構築:◯◯◯万円 月額保守:◯◯◯万円

こんな分かりにくい見積もりは、クライアントを納得させるものではもうなくなると思う。 初期に関しても、実績を活かしたものを出せているだろうか。 あと、月額が特に気になる。 何を根拠に出した数字か。 一応根拠はある。 通常、初期費用のおおよそ10%ぐらいを年間保守費用として算出することが多い。 あと、保守条件というやつもつく。 ただ、それも分かりにくい。。 なんで10%なの?? 「何も起こらなくても、同じ金額です。保険みたいなものです。」 これはもう古いよ。。

これから、サービス化の時代。 費用はすべてサービス化する方がいいと思う。

【料金体系】 ■基本機能  初期:¥1,000,000  月額:¥50,000 ■モバイル機能  初期:¥500,000  月額:¥20,000 ■メルマガ機能  初期:¥100,000  月額:¥10,000 ■ポイント機能  初期:¥100,000  月額:¥20,000 ■キャンペーン機能  初期:¥500,000  月額:¥100,000 ■アクセス解析機能  初期:¥100,000  月額:¥10,000

クライアントが必要と思うものを選択し追加する。 途中導入、途中解約可能。(SaaS型) 経営が苦しくなった場合、1年間特定の機能(例えば「キャンペーン機能」)は解約し、 EC自体は続けるというこが可能となる。

『費用のサービス化』がこれ。

この『費用のサービス化』を行うには、 機能が着脱でき、加えて既存クライアントへもサービス・機能が着脱できるという、 クラウド型のECシステムが必要になってくる。

『機能のサービス化』がこれ。

現状、プラットフォームとしてのパッケージは存在しても、 毎回「カスタマイズ」という形で、クライアントの費用も増大し、 開発側もスクラッチ開発と同様な大きな負担がある。 「WIN×WIN」ではなく、「LOSE×LOSE」なのではないかとさえ思うw

ECをサービス化することで、 新しいサービスの提供をしていきたい。 クライアントに分かりやすいサービスを提供したい。

・既存案件のサービス・機能の整理をした上でのサービス体系化 ・サービス・機能の着脱を可能とするECシステムの構築 この2つを行わないといけない。やっていきたい。

※うちの会社がやっている成果報酬型ECサイトサービスなんかは、 クライアントには分かりやすいサービス形態のひとつだと思う。