2010年 総括(業界全般1)

今年も一年を振り返る。 業界全般と仕事とプライベートに分けよう。

■業界全般 業界というのは、僕が携わっているWeb関連からみた情報産業という定義。 2010年は革命の年だった。 情報が伝わる方法が変わった。

昨年からソーシャルという言葉が使われて、みんななんとなく、個人の世界になっていくイメージはあった。 ただ、みんなよく分かってなかった。 今年はそれがみんなに分かる形、あるいは気付いてないけど呑み込まれてしまった感じ。

TwitterFacebook、ゲーム、スマートフォン、情報デバイス、有料メルマガ、電子書籍グルーポン

これら、昨年まではメディア、広告、メーカーなどが流行を作って、コンシューマに浸透させていた。 それが2010年は、今まで情報・流行を作ってた提供側が個人に振り回される結果となった。 立場が入れ替わった。

今まで業界側が先に新技術・新サービスの情報を仕入れて、それをフィルタリング(媒体化)してコンシューマに届けていた。 Webの業界でいくと、企画・提案え、制作、通知(広告)提供、運営という流れ。 海外で流行っているものを、国内に持ち込んだり。

2010年は、コンシューマから情報発信が始まり、今まで提供側だった人達がそこからの情報を「加工」してなんとか届けた。 なんとかw

また、そのスピードと浸透力がすごかった。 今まで大体、Webのサービスなんて2、3年前に業界側が情報仕入れて、研究して、国内用にローカライズして提供した。 なので浸透するのに数年かかった。 今年、顕著で分かりやすいのがグルーポン。 このスピードは凄まじかった。

業界側の方が少し早めに情報は仕入れて、みんなサービスの研究を始めた。 ただ、浸透は、研究が終わって加工している最中にコンシューマに届いてしまった。 なので、広告媒体などは全くこのスピードについていけてない。 店舗への課金の仕方も、広告媒体側が仕組みを考える余地なく、サービス側で決定され、コンシューマも中抜きなしでそれを享受した。

他にも、youtubeでのプロの情報提供が一般化し、 ニコニコ動画のニコ生からプロが生まれたり。 アプリ開発で個人が稼ぎ、ブームを作ったり、あるいはゲームを発展させたり。 個人が有料メルマガで稼いだり。 ひとつの個人媒体から、世の中へ自然に浸透した。

情報革命。 本当のソーシャル時代の到来だった。 革命というのは、みんな意識していないのに、その概念の世界で生きているという感じなんだというのを、身にしみて感じられた年だった。

森首相がIT革命をイット革命と言ってから何年たっただろう。 革命が起こるスパンも短くなっているんだな。

2011年以降、どういう風になっていくかは、僕の中に色々イメージできてきているので、また年が明けたらブログに書こうと思う。 グローバルなことは、この記事では省いたので次に書く。

この記事もソーシャルな発信。 Twitterに情報として流されFacebookで共有される。 というか、自身でそうする。というか、自動でそうなるw そして、この文章は田舎の実家で、iPadイー・モバイル回線を使って書いている。 ライフスタイルも変わった情報革命の2010年だった。

2011年につづく