今回、戒めの意味もこめてエンジニアのダメな部分を書く。
長年プログラムをやっていたり、システムに携わる仕事をしていると、 技術があれば大概何でも出来ることが分かってくる。 そうすると、エンジニアというのはとても優れた職種であるように勘違いしてしまう。
もちろん優れた職種であることは間違いないんだけど、勘違いするのだ。
たとえば・・・
・もっと勉強しろよ ・そんなの余裕で出来るよ ・コマンドラインぐらい覚えろよ ・FTPなんかなんで使うの? ・バージョン管理ツール使えよ ・ショートカットなんで使わないの? ・そんなの一瞬で出来るよ ・セキュリティ対策やれよ ・テストちゃんとやれよ ・何年同じ事やってんだよ
こんなことを言ってしまっているエンジニア多いんじゃないだろうか。 これは、僕の中で勘違いだと思っている。 エンジニア至上主義の典型だ。 裸の王様なんだ。
上に書いたことなんて、一般の人は『全部やりたくない』んだ。 めんどうなんだ。
システムってめんどうをなくすものでしょ? なんで使う側が覚えなきゃなんないのよ。
「めんどうさ」を感じさせない仕組みを作るのがエンジニアでしょ? 意識させなく便利なのがシステムでしょ?
上のようなことを言うくせに、 自分たちは、マーケティングも営業も企画・提案もデザインも経営も経理も学ばない。 放漫だ。
堀井雄二に学びたい http://d.hatena.ne.jp/hamatsu/20110216/1297828400
これを読んで、真のエンジニアを再確認した。 自分の出来る事や仕組んだことを自慢するようでは偽物エンジニアだ。 真のエンジニアは堀井雄二のような、使う側に意識させないシステムを作れる人だ。
僕もそんなエンジニアになりたい。