『ソリューション』は、問題解決。お客様の問題を聞き、その対策を考え、さらに自分たちの提案を取り入れる。これ、面白いのでなくしたくない。
そんな事を思いながら、 どうしたらいいかを日々考えている。
- 『後工程はお客様』 製造業で使われている品質管理の大原則みたいなもの 1.自分の工程で求められている品質のものを作る 2.次の工程に渡すものは最高品質のものを渡す 3.前工程から品質の悪いものは受け取らない 大体こんな感じ。
- 『丸投げ』 次の工程の人にまるっと仕事を移管することw
- 『アジャイル』 要求を聞きながらモノを完成形に創り上げていくこと
Webソリューションという中の「制作」という部分は、上記3つが入り乱れている。
システムの開発には、古くから「ウォーターフォールモデル」「プロトタイプモデル」があるとされ、「ウォーターフォールモデル」は、SIerもこの手法で開発することが多い。
「ウォーターフォールモデル」は、要件定義→設計→開発→テストのように、前工程を終わらせて次に進んでいく制作の方法。
つまり、前の工程が間違ってたら後ろは全部間違う。
上記にあてはめると、『後工程はお客様』を守らず、『丸投げ』だと最初の時点で破綻してしまい、Webは柔軟に開発出来ると思われているので、『アジャイル』スタイルをお客様に要求される。
ということは、『Web制作』は破綻していることになる。原則が全く違うものを組み合わせて制作してしまっている。
矛盾状態だと、誰もが要求通りにならないため不満がたまる。
「Web制作は、こういう流れで行いますよ」というのを、正しく最初に伝えるべき。
今は、『ウォーターフォールモデル』を伝えてしまっている気がする。現場を知らない人が提案してしまうからだ。『丸投げ』。
『Web制作』あるいは『会社のワークフロー』を、昔からのやり方ではなく、今のやり方に作り直す時期が来ている。実はもうかなり前から来ている。
うまくいかない原因を、『ソリューション』『T業界』は新3K『きつい」「帰れない」「給料が安い」』と位置付けてしまい、当たり前だから我慢しろ、やりたくないなら辞めろという雰囲気になっていて、誰も改善しない。
実は、これを解決すると、『ソリューション』という分野は、需要が常にあるものすごい魅力的な市場だ。固定製品だと、需要と供給のバランスが崩れると苦しくなる。『ソリューション』は、『需要』が常にあるから、仕事はなくならない。
この立て直し、ソリューションの宝庫である『中国』でやれたらと思っている。組織、ワークフローの見直しを進めていきたい。